子どもにお年玉を貯金させるのがヤバい理由

お金のコト

お正月、保護者の頭を悩ませるのがお年玉。

子どもに預けるべき?

それとも親が管理すべき?

お年玉の使い道には、口出しすべき?

毎月決まったお小遣いがない、もらっても月・数百円程度というのが日常の小学生、

中学生でも数万円も渡してる家庭は少ないでしょうから、お年玉のインパクトは大!

我が家は「一部を使わせてあとは貯金」でした。

あとで息子から「お年玉、どうなった?」と聞かれて「学費に‥」というと「勝手に使うな!」と怒られました。

子どものお年玉を使うことは後ろめたさもあります‥。

そんな後ろめたさを解決するための考え方を紹介しますね。

この記事は問題から逃げずに自分で解決できる人間に成長させる内容となっています。

お年玉は親のお金?子どものお金?

毎年、お正月に勃発していた我が家のお年玉問題。

お年玉を「オレのお金!」と主張する息子に、いくら渡していくら貯金するか?で言い合いになっていました。

私の親は「お正月早々、お金の話題でケンカするな」ととがめますが、お金は切っても切れない人生にとっても大事な話。

ですがお金の話題で正月早々、親子間がいやな雰囲気になるのも悩みのタネでもありました。

私はお年玉は子どものお金でなく、親が稼いだお金が回り回っているだけなのがお年玉と思っていたんですよね。

つまりは、親のお金だと思っていた。

お年玉を「子どものお金じゃない」と思っている親なんて、子どもからしたらイヤだよ‥

だから以前の私は

・お金は大切!
・無駄に使って欲しくない!
・ゲームにつかってほしくない!

と思っていたので「大きくなって困った時に使おうよ」と曖昧な表現をしていました。

これが間違いでした。

息子からしたら

「困ったときってなんやねん、いつやねん。オレが使いたいときになぜ使えない?」

となるんです。

子どもにお年玉を全額使わせていいのか、不安になりませんか?

お年玉は数万円といっても、子どもにとっては大金。

・自分の責任がとれないうちは数万円も使わせない方がいいのでは‥
・どうせ大したことに使わないだろう

と私は子どもを見くびっているところがありました。

これが後々、子どもを信頼してないこと私の言動に現れてしまい、私も信頼されない結果を生んでしまったことがあります。

お金に対する不安の理由は「体験が少ない」

私が子供のころ、兄弟も私もお年玉は貯金が当たり前でした。


結局、使わずに貯金した自分のお年玉がどうなったか、覚えていません。

おそらく学費だと思います。


学費だと言われたら納得せざるを得ませんが、欲しいものはいっぱいありました。


4人兄弟だったので、欲しいものがあっても言えない環境だった我が家。

それを私は貧乏だと勘違いしていました。


でも実際は4人とも大学に通わせてもらえた、すごい家でした!

しかも4人とも頭良くなかったので私立大学(笑)

ですが欲しいものは言い出しにくかったし、母親から何回も「家計は火の車」と聞かされました。

”我が家は貧乏”という親からの刷り込み。

私はその刷り込みで服が欲しくても何も言えず我慢したり、友達の誕生日パーティに可愛いプレゼントを用意できずに地味な文房具をこれまた地味な紙袋で渡しました。

他のお友達は親と一緒にモールやデパートで購入したであろう、ラッピングされたプレゼント。

私は町内の文房具&駄菓子屋で売ってる文房具のプレゼント。

共働きの両親にプレゼントのために「デパートに連れてって」なんて言えませんでした。

キレイなリボンでラッピングしたプレゼントを渡したかったなぁ。

「貧乏」という刷り込みをすることで、お子さんの思考が止まり、自由に閃きを生む発想に制限がかかります。

どういうことかというと

「できないことはどうしようもない」

という現実を突きつけられて我慢した、私の子ども時代。

「ウチは貧乏だから何を言ってもムダ」

と言ってみる・やってみる前から環境のせいで諦めてしまっていました。

それが大人になっても私に染みついてしまったんです。

子どもの頃からチャンスをもらえないと失敗体験や成功体験も少ない。

体験の数が少ないことで私は「何もできない人間」と思い込んでしまいました。

「チャレンジして失敗するのが怖い、だから何もしない」大人のできあがり。

それに子どもは親のことが大好きで、親想いです。

我慢をしているつもりでなくても、それとなく親に負担をかけないようにしてしまうもの。

貧乏の刷り込みは子どもの未来の可能性を閉じ込める行為だと思います。

本当は自由にお年玉を使いたかった。

アレも買いたかったし、これを買ってたらこうしてたかも!

ですがお金は大事、むやみに使ってはいけないという

「すぐに無くなるから、簡単にお金を使ってはいけない」

みたいなナゾの道徳感や価値観で簡単には使いにくい時代でもありました。

これだと暗に「働くこと、稼ぐことは大変なこと」と言ってるようなもの。

「大人になるって大変‥」

と絶望の未来を子どもが感じていたとしたら、どうですか?

なんとか出来ることも多いのに、チャレンジせずに諦めてしまう人生なんて楽しくない

お金で困るのが前提の価値観を刷り込みたくないと思いませんか?

私が思っていた

「大事なお金をゲームに使って欲しくない」

はゲームをしない私が、お金をそんなことに使ったら無駄になるという私の古い価値観を子どもに押しつけているだけでした。

【私がお金の認識を間違えていた3つの理由】

子どもの時から
自由にお金を使う体験が少ない
お金で失敗や後悔をする体験が少ない
お金について学ぶ機会がない

仕事というのは本来、私たちの暮らしを安定させ、人間らしく生きるために存在するものだったはず。

ですが、ほとんどの日本人が会社に雇われてお金を稼いでも幸せを感じていません。

そして世界的なトレンドとして「労働者には不利」な法律がバンバン出てきています。

マルクスも真っ青でしょうね。

人々は(とりわけ若い人は)「働くってどういうことなの?」ということを改めて考えはじめています。

お金があれば解決する!

って思っていた私は、現代のお金のトレンドをよく理解できていませんでした。

でも今の日本ってグローバリズムで財政も緊縮方面だし、政府は

「お金ありません!みんなからお金いただいた予算の中で頑張ります!」

みたいな形式(思い込んでる)ですよね。

そういう社会の中で「お金に余裕がない」のを問題にすると、もうキリがないんですよね。

だって全体のトレンドはお金がみんなないんです!笑

考えて欲しいのは、そんな中でも余裕がある人がいるってことです。

なんででしょうね?同じ環境下なんですよ。

そう考えると面白いでしょう。

私はチャレンジしても思うように成功せず焦っていたときに、ある動画を視聴しました。

やみくもに手を出しては霧のなかを彷徨っていた私。

この動画を視聴することで

・本能的に自分が必要のないことを明確にする方法
・自分の命と時間を何に投資すればいいのか

私はやっと必要性があり、自分がやりたくてしょうがないことを見つけられました。

自分が生きる必要性を明確にすることは常に確認しています。

生きていればいろんな影響を受けるので、いつでも自分の地図を確認しましょう。

お年玉を貯金する子どもは人生レベルで損をする

例えば子どもが10歳だとして、10歳にとってその1万の価値はめちゃくちゃ大きいですよね。

使いみちとして例えば

・1年に1回しか買えないゲーム、おもちゃが買える!

・ディズニーワールドへいける!

など、買えなかったもの、行きたかった場所へ行けるチャンスです。

20歳になれば10万20万を自分で稼げるので、1万円はさほど価値としては大きくありません。

子どもにとって大きい1万円というお金を使うことによっていろんな体験ができます。

お菓子、カードゲーム、遊園地、すべて経験になります。

失敗、後悔してもいいんです。

むしろ失敗や後悔をしたほうが子どもにとっていい。

失敗しないと同じ間違いをするし、失敗しないと成長しません。

自分の頭で何に使うか、何に使ったら自分にとっていちばん良いものが得られるか、楽しい体験ができるかを考えるようになります。

こどもは自分でお金を払って体験をして、それが自分の力になります。

失敗や体験は早いほうがいい。

子どもの1万円は1万の損失で済みますが

20歳だと10万円パチンコで溶かす、

30歳で投資で100万円なくなる、

など金額がどんどん大きくなります。

お金を使う経験が少ないと大人になってから額失が大きくなる。

だから早いうちに失敗や経験をしたほうが子どもにとって得になります。

子どももイヤな思いをしたくないので、
・じゃあ次はどうしたら失敗しないようになるか?
・次はこうしよう!
と自分で考えるようになりますよ。

今の私は不安だったお金について積極的に学ぶようになって、お金に困ることがなくなりました。知識→体験ではなく体験→知識

の順番で学ぶから役に立つし身になります。

以前の私は知らないからお金に対して不安になっていました。

不安を取り除くには体験して知ることが大事です。

今回は貯金をさせる行為は子供の失敗や後悔の体験を奪うことになる、というテーマでお話しました。

人生という長いスパンで物事を見たとき、早いうちに1万円という少額の小さな失敗をさせたほうが得になることがわかっていただけたでしょうか。

小さな体験の積み重ねこそ、問題から逃げずに自分で解決できる大人に成長するチャンスです。

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